神戸松蔭大学:大学と卒業生、先輩と後輩のつながりを大切にしながら営まれてきた日本語教員養成課程

1987年からいち早く日本語教員養成課程を設置し、国内外の教育現場へ数多くの卒業生を送り出してきた神戸松蔭大学(※2025年4月より男女共学化に伴い「神戸松蔭女子学院大学」より名称変更)。
同大学の大きな強みは、現役の日本語教師として活躍する卒業生や大学院生と、学部生との間に根付く縦のつながり、そして方言学などを交えた深い理論学習と、海外実習をはじめとする実践教育の絶妙なバランスにあります。

今回のインタビューでは、同課程を担当する池谷知子教授と大学院生の小池さんにお話を伺い、先輩の背中を見て学び就職へとつながる好循環や、異文化環境での実習がもたらす学生の成長について詳しく語っていただきました。また、書道教員志望から日本語教育へ進路を変更した小池さんの体験談や、大学と自治体で連携して行う留学生支援など、多角的な視点から日本語教育の奥深い魅力と人生の選択肢を広げる学びの価値に迫ります。

※神戸松蔭大学の日本語教員養成課程は、文部科学省認定課程として運営しており、 令和9〜10年度に「登録日本語教員養成機関・登録日本語教員実践研修機関」の申請を予定しています。

取材にご協力いただいた先生

神戸松蔭大学 文学部日本語日本文化学科 教授 池谷知子先生 

言語文化学博士(大阪外国語大学大学院)
研究分野〕
言語学, 日本語学, 日本語教育
研究概要〕
日本語の文法や意味、語彙、談話表現などを研究。特に、複合動詞や「~てもらう」「~てくれる」などの文法表現に注目し、表現が文脈や人間関係によってどのように使い分けられるのかを明らかにしている。また、日本語学習者の言語使用や第二言語習得にも研究対象を広げ、日本語の多様性とコミュニケーションの仕組みを探究。

目次

1987年から続く歴史が育んできた独自ネットワーク

――まずは池谷先生に伺います。貴学の日本語教員養成課程の特色や強みについて教えていただけますか。

池谷先生:本学の日本語教員養成課程の特色や強みは、大きく二つあると思っています。

一つ目は、独自のネットワークがあることです。 本学は1987年という割と早い時期から養成課程を始めていますので、すでに多くの卒業生たちが現役の日本語教師として働いています。ですので、その縁で後輩たちも同じ日本語学校に就職することもあります。そういったつながりがあるのは、とても大きな強みだと思います。

また、別のネットワークとして、学部生と大学院生の縦のつながりがとても強いことも挙げられます。本学では海外日本語教育実習に学部生と大学院生を一緒に連れて行くのですが、現地ではまず大学院生から授業をしてもらいます。大学院生の多くは、すでに日本語学校で非常勤講師として働きながら学んでいるので、学部生は「先輩はこんなに授業が上手なんだ!」と驚きます。そうして刺激を受けることで、全体のレベルが自然と底上げされていきます。
大学院生は、「日本語学校ってこんなところだよ」「大変なこともあるけど、逆に面白いこともあるよ」といった、仕事の話もたくさんしてくれます。働きながらでも学べるんだと、学生たちにとっても将来を描きやすくなりますよね。
また、海外教育実習でお世話になっているタイの学校には、本学大学院の卒業生が専任講師として勤めています。現役の学生にとっては、海外で先輩が実際に働いている様子を見ることができる。そうした人間関係の中で、「みんなで日本語教育を学ぼう」という機運が自然と高まるのが特色ですね。学生同士の相互関係の力がすごく大きいと感じます。

――卒業生と大学・大学院のつながりがずっと続いているというのは素晴らしいですね。

池谷先生:ええ。大学院生も学部生も、日本語教育関係の学生は卒業後によく研究室に帰って来てくれます。「ちょっと仕事のことで相談が…」とか、「先生から見て、すぐに働けそうな良い学生はいませんか?日本語教師を1名探しているんですが」と求人を持ってきてくれることもあるので「それなら、〇〇さんなんてどう?」という形でつなぐこともあります。

――人の紹介で仕事が決まっていく、昔ながらの人のつながりですね。

池谷先生:そうですね。日本語学校と一口に言っても、本当にカラーが多様です。ですから、学生のタイプや適性を見ながら、「この学生なら、あの学校に合うな」と考えてマッチングしています。学生にとっても、就職先に先輩がいるのは心強いことこの上ないと思います。ありがたいことに、そういったとてもいい循環ができています。

方言学との融合や異文化理解。理論と実践の絶妙なバランス

――貴学の二つ目の強みについてもお聞かせください。

池谷先生:二つ目は、「理論と実践のバランスが良いこと」です。

大学のカリキュラムとして、古典から現代文、異文化コミュニケーションや第二言語習得論など、さまざまな理論面が網羅されているのは当然ですが、本学ならではの面白さとして、言語学、とくに「方言学」の専門家がいることが挙げられます。
外国語として日本語を客観的に見るのと同時に、共通語から見た方言という切り口からも学べて「方言にはこんなラディカルな面がある」、「実は方言の方が、日本語として先に進んでいるんだよ」といった興味深い話を聞くことができます。方言学と日本語教育が同じグループにあるので、現代の日本語に興味がある学生にとっては、とても勉強になると思います。

実践面については、学内での教壇実習はもちろんですが、それに加えて海外日本語教育実習に力を入れています。国際交流基金の「日本語パートナーズ」プログラムなどの支援を受けながら、学部生と大学院生が一緒に海外の協定大学の日本語学科へ2週間入って実習を行います。事前に6回ほど授業を行って教案を作り込み、現地で実際に授業を3回担当して、海外で教える力を身につけてもらいます。

――そうしたカリキュラムは、何年生から受講できるのでしょうか。

池谷先生:1年生から順番にカリキュラムに沿って基礎から上がっていくのが基本です。ただ、最近は社会人編入で入ってくる方もいますし、2年生の後期に留学して帰国してから「日本語教師を目指したい」と目覚める学生もいます。ですから、2年生からでも、あるいは3年生からでも必要な単位を取れるように時間割を組んでいます。最短2年で日本語教員養成課程を履修することが可能です。

――専門的な興味が最初はなくても、授業を受ける中で惹かれていく学生さんも多いのでしょうね。

池谷先生:大多数がそのタイプですね。養成課程の多くの科目が人文社会学科の科目と重なっているので、あと数科目を取れば日本語教員養成課程が修了できると気が付いて、3年生から登録する学生もいます。
留学生と触れ合う授業もありますし、「絶対に日本語教師になる!」と決めていなくても、「こういう学びって面白いな」と軽い気持ちで取り始めて、だんだん深みにはまっていく場合もあります。今でこそ日本語教師の知名度が上がりましたが、10年くらい前までは「その仕事なに?国語の先生?」と言われることもありました。でも、大学に入ってから「多文化共生」や「異文化コミュニケーション」といった、高校の国語とは全く違う学問に出会う。たとえば、「体育祭の時にヒジャブを脱ぎたくないという転入生が来たらどうするか?」という実践的な議論をみんなでワイワイ考える。そうした目新しさが、学生たちを惹きつけるのだと思います。

留学生との交流に惹かれて書道教員から志望を変更

――本日は大学院生の小池さんにも同席いただいています。小池さんは、どのようなきっかけで日本語教員養成課程を選択されたのですか?

小池さん: 私は小学校の低学年からずっと書道を続けていたので、書道の教員を目指して神戸松蔭に入学しました。でも、書道だと教える相手は日本人に限られます。それが日本語教師になると、対象が世界中の外国人に変わってくるので、「外国人にはどうやって日本語を教えるんだろう?」という純粋な興味から日本語教育に入っていきました。

――書道も日本語教育も扱うのは日本語ですが、分野としては全く違う方向に足を踏み入れたのですね。

小池さん:そうですね。ただ、日本語教育の現場に入ってみると、中国からの留学生などで「書道がずっと好きだ」という学生もいます。書道の知識が無駄になることはないなと思います。

池谷先生:本学では中高の国語免許と、高校の書道免許が取れるのですが、書道を専攻する学生が180度回って日本語教育を志すケースは意外に多いです。海外に行った時に、書道や武道など「道」がつく日本の文化に精通しているというのは、非常に大きな強みになります。
さらに、日本語教員養成課程を修了していると、兵庫県の教員採用試験で加点がつきます。今、帰国子女や外国にルーツを持つ子どもが学校現場で非常に増えており、日本語教育の素養のある教員に対する社会的な要請も高まっています。そのため、大学としても時間割を調整して、教員免許と養成課程を同時に取得しやすいようにサポートしています。

小池さん

――小池さんが本格的に日本語教育の道へ進もうと思ったのはいつ頃ですか?

小池さん:大学3年生の時です。大学1・2年生の時はちょうどコロナ禍で、留学生と関わる機会がほとんどありませんでした。3年生になってからコロナの規制が緩められて、直接留学生と話せるようになりました。その中で、「やっぱり楽しいな」「日本の文化をもっと紹介したいな」と思ったのがきっかけですね。

池谷先生:本学では毎年7月に2週間、海外の協定大学で日本語を勉強している学生を日本に招待して日本語集中コース(サマープログラム)を実施しています。そこで、本学の学生を1人ずつパートナーとしてつけています。普通の座学ではなく、タスク型の授業を行ってており、N5・N4レベルの学生なら「どんなペットを飼いたいですか?」、N3・N2なら「どんなお祭りに行きますか?」、N1レベルになれば「将来どんな仕事がしたいですか?」「携帯代は月にいくら使っていますか?」といった、自分が知りたい・話したい質問を日本語で考えて、本学の日本人学生にインタビューをします。留学生は5クラス分、約50〜60人の日本人学生にインタビューをするので、どんどん日本語を話すことに慣れていきます。インタビューを受ける日本人学生の側も、「こんなに日本語を勉強してくれているんだ」と驚きと発見があり、それがきっかけで日本語教師を目指してくれることも多いです。

――まさに小池さんはそのタイプだったという。

小池さん:そうですね(笑)。

池谷先生:目論見通り(笑)。

――小池さんはその時に実際に外国人に日本語を教えてみて、難しさを感じることはありましたか?

小池さん: まだあまり日本語が話せない留学生に対して、どうしても小さい子ども相手に話しているような気分になってしまうことがありました。でも、成人してから日本語を勉強している人たちに対して、そういう対応はやっぱり失礼なのかなと思うようになって。 相手の立場に配慮しながら、どう「やさしい日本語」を使って教えればいいのかというところには難しさを感じましたね。でも、同時にそこがすごく面白かったんです。

池谷先生と小池さん

異文化に身を置くと成長速度が上がる

――小池さんは在学中に海外での経験も豊富に積まれていると伺いました。

小池さん:学部学生の時にベトナムへ実習に行って、卒業後はTA(ティーチング・アシスタント)として中国の福建省に1年間赴任しました。あと、大学院に入ってからはタイへ実習に行きました。

――それぞれ生活環境が日本とは違うと思いますが、食べ物やトイレなどにはすぐ適応できましたか?

小池さん:最初はやっぱり戸惑いましたし、慣れませんでした。特に中国でのTAは1人で行きましたし、配属された大学の周りには他に日本人が誰もいない環境だったので。「もう、慣れないと生きていけない」っていう。虫の数も大きさも日本の比ではなかったので…。でも、今しかできない貴重な経験ができたと思っています。めちゃくちゃ鍛えられました。

池谷先生:小池さんはそうした経験を経て、教えるのがとっても上手になりました。常に授業を工夫しよう、改善しようというゆとりと向上心があって、本当に素晴らしいところだと思います。

――ご自身でも、教える技術の成長を実感しますか?

小池さん:しますね。最初の頃は、教壇に立った時に自分が話すのに必死で、学生の表情を見る余裕がありませんでした。でもだんだんと、「あ、この子はちゃんと話を聞いてくれているな」とか「今の部分は分かってなさそうだな」とか、教えながら気づけるようになりました。それは成長したところかなと思います。

池谷先生: 授業を重ねるごとの学生の成長には、目を見張るものがあります。私は学生が授業を行う際の事前準備に関して、かなり厳しく指導する方だと思います。教案やパワーポイントを事前に提出させて細かくチェックしますし、実習が終わったあとも「ここはこうすればもっと良くなるよ」と結構、辛口でフィードバックします。視線、話すスピード、絵カードの持ち方まで細かく要求します。

でも、後半になってくると、学生同士の相互評価の視点が驚くほどしっかりしてきます。「もっと机間巡視をした方がいい」「教壇の後ろに下がりすぎ」「学生に発表させる前に、答えを一度チェックした方がいい」など、私が指摘するまでもなく、見るべきポイントを学生自身が的確に指摘し合えるようになります。

――成長が早いですね。実習を通じて、たくましさも身につくのでしょうね。

池谷先生: 特に海外教育実習は2週間にギュッと詰まっているので、その変化は顕著です。日本とは衛生感覚や生活感覚が全く違うアジアの国へ行くことが多いのですが、最初は「トイレットペーパーを流しちゃダメ」と言うとみんなショックを受けますし、トランクの半分をカップラーメンや水で埋めて持ってくる学生もいます(笑)。でも2週間が終わる頃には、「先生、人間って本当にどこでも生きていけるんですね」と学生自身が言うんです。その学生は結局、日本から持ってきたカップラーメンは全然、食べなかったので現地の友達にあげていました。
若いからこそ、日本とは違う価値観の社会で人々が生きていることを肌で感じて吸収できる。「自分の親友は日本じゃなくて、世界の他の場所にいるかもしれない」と思えるようになることは、ものすごく良い経験になっていると確信しています。

共学化と男性の日本語教師が増えることの良さ

――最近、貴学は共学化もされましたね。男子学生で日本語教育を目指す方もいらっしゃいますか?

池谷先生: はい。共学化して2年目で、現在2年生まで男子学生が在籍しています。彼らが現場での実習に上がるのはこれからですね。現在の日本語教育業界は、どうしても女性が多く、男女比でいうと7対3くらいで女性が占めています。これまでの日本語教育業界は待遇の悪さから家族を養えないという課題があり、男性が日本語教師を目指すのは難しい部分があったのも事実です。ただ、国家資格化によって職業として食べていける資格へと変わりつつあります。若い男性が国家資格を取って現場に出れば非常に重宝されると思いますし、新しいロールモデルになってくれることを期待しています。だからこそ、男性にもぜひ目指してほしいですね。

――男性教員が増えることは、教育現場にとっても歓迎すべきことなのですね。

池谷先生: ええ、男性の先生にもたくさん来てほしいです。というのも、外国人留学生が日本語を学習する上で、「男女両方の日本語を聞くこと」が非常に重要だからです。
私たち女性の教員も、授業中はなるべく「ニュートラルな日本語」で話そうと意識はしています。しかし、日本語という言語にはどうしても性差があるため、隠しきれない女性特有の言い回しやニュアンスが出てしまいます。だからこそ、男性の先生が持つ声の質や、男性ならではの自然な話し方に触れる機会が、学習者にとってはすごく大事だと私は考えています。

――なるほど。確かに日本語は、話者の性別によって言葉遣いや終助詞などが変わる言語ですよね。興味関心や話題の面でも性差がありそうです。

池谷先生: そうですね。留学生のクラスには男子学生も割と多いので、同性の先生から教わるメリットは大いにあります。学習者が女性的な日本語ばかりに偏ってしまわないためにも、自然な男性の日本語のモデルとなれる男性教員が現場にいることは、とても良いことだと思っています。

自治体との連携で新たな刺激をもらう

――神戸市と連携したユニークなプロジェクトも進められているとお聞きしました。

池谷先生: はい。現在、神戸市内では看護師や介護士の不足が深刻な課題となっており、神戸市が直接、ミャンマーやスリランカなどの海外の看護学校と提携を結びました。現地の学生を日本に連れてきて、半年間で日本語(JFT-Basicなど)や介護技能の教育を行い、市内の病院や介護施設へ送り出すという産学連携の育成プロジェクトが動いています。

本学はその一環として、週末に本学の日本人学生を交えて、教科書には載っていないプラスアルファの授業として、会話練習や日本語能力試験対策などをお手伝いしています。今年で3年目になりますが、今回は「すでに就職して働いている外国人留学生の先輩にインタビューをして、その結果を発表する」というタスク型の授業を行いました。実際の現場の苦労や将来の夢を先輩から聞き出す実践的な内容です。

――自治体も危機感を持って取り組んでいるのですね。学生さんにとっても良い刺激になりそうです。

池谷先生: ええ。神戸市のプロジェクトで来日している学生たちは、本当に真剣で真面目です。母国の看護学校から日本に来て、日本語のテストにパスしなければ国へ帰されてしまうので、人生がかかっています。そういう学習者と真正面から向き合うことは、本学の学生たちにも大きな刺激になっています。
日本語教師の仕事には、日本語学校で進学をサポートするだけでなく、こうした「社会インフラを直接支える側面」もあるということを学んでほしいと思っています。他にも、外国にルーツを持つ子どもたちの補習ボランティアに学生を送り出したりと、活躍の幅はかつてないほど広がっています。

文化を伝えるというやりがい

――最後に、日本語教育を学ぶ面白さと、学生さんたちに期待することをお聞かせください。

池谷先生: 日本語教育の面白さは、私たちが普段無意識に使っている日本語を、外国人に教えるために客観視するところにあります。 例えば、初級の留学生が授業終わりに「先生、今日はよくできました!」と笑顔で褒めに来てくれることがあります。もちろん「ありがとう」と返しますが、頭の中では「さて、どうやって直そうかな」と考えています。「今日は勉強になりました」は言ってもいいけれど、目上の人に「よくできました」とは言えない。日本語には、そうした目に見えない「社会言語的なタブー」がたくさん潜んでいます。言葉を教えるということは、その背景にある文化を教えることに繋がっています。
日本語教員養成課程で身につく「相手の知識量を推し量り、やさしく、簡単に、わかりやすく話す力」は、将来日本語教師にならなくても、公務員でも一般企業でも、どんな仕事においても絶対に役に立ちます。ですから、社会に関わるすべての人に学んでほしいとすら思っています。

私はいつも卒業式で、学生たちにこう伝えています。「人生のプランBとして、日本語教師をやりたくなったらいつでも帰ってきてください」と。 実際に、年に何人かは卒業生がトントンと研究室のドアを叩いて、「日本語教師をやろうと思うんですけど…」と顔を出してくれます。「じゃあ、先輩が行っている学校で人を探しているから、面接に行ってみる?」と、また縁がつながっていく。小池さんのように最初から「プランA」として日本語教師を選んでくれるのももちろん嬉しいですが、全員がそうでなくてもいい。人生の選択肢の1つ、新しい世界を開く糧として、この養成課程を活用してほしいと願っています。

――いつでも帰れる場所、頼れる先生とネットワークがあるというのは本当に素晴らしい環境ですね。では最後に、小池さんからもメッセージをお願いします。

小池さん: 私は大学に入学した時点で、そもそも日本語教師という職業があることすら知りませんでした。日本語教員養成課程があると知った時も、「日本語の文法をひたすら勉強するのかな」くらいに思っていました。でも実際は全く違っていて、日本語という言語表現の面白さや、日本の文化を世界の人に紹介する楽しさにたくさん気づかされる授業ばかりでした。もともと言語を勉強するのが好きな人、他の国の文化に興味がある人、そして日本の文化を共有したいという気持ちがある人には、ぜひこの課程を取ってもらいたいなと思います。

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