明晴グループ 新日本学院:教室での日本語授業から地域貢献まで 幅広い日本語教育を一緒にチャレンジ

新日本学院は、東京都福生市に拠点を構える、全校生徒748名の大規模校です。開校から40年以上にわたり、学生のニーズの変化に応じてカリキュラムやサポート体制を進化させてきた同校。至近距離には同じ明晴グループの小規模校、明晴国際語学院も。
現在、明晴グループではチャレンジ精神あふれる日本語教員を広く募集しています。サポート体制も万全なので日本語教師未経験の方や新卒の方も安心です。新日本学院の河辺先生と吉野先生に、学校の様子などについて詳しくお話を伺いました。

取材した方のプロフィール

明晴グループ 新日本学院

河辺 芽衣子先生
大学では理系の土木工学科を専攻していたという河辺先生。中国人留学生と親しくなったことがきっかけで海外に目を向けるようになり、日本語教師の道へ。非常勤講師からスタートし、現在キャリア20年のベテラン教員。


吉野 寛規先生

キャリア9年目。もともと中学・高校の社会科教師を目指して、教職課程を取っていたという吉野先生。アルバイト先で留学生と友達になったことがきっかけで、日本語を教えることに興味を持ったそうです。

目次

学生の雰囲気と特色

――貴校の特色や強みは何ですか。

吉野先生:学生たちが希望する進路に応じて4つのコースがあるのが特色です。主に母国で大学を卒業し、日本での進学を目指す進学コース、在学中から介護施設でアルバイトを始め、卒業後は特定技能での介護職や介護関係の専門学校への進学を目指す介護コース、技人国(技術・人文知識・国際業務)ビザで就職を目指す就職コース、あとは、出身国の看護資格を持っている学生たちが日本の国家資格国家試験を受けて日本の病院で看護師として働く看護コースも備えています。就職に向けたカリキュラムは、日本で働く際に必要なマナーや会話力など、より実践的な内容になっています。

――現在の学生数は何名すか

河辺先生:定員が748名で、ほぼ定員いっぱいです。中国やベトナム出身の学生が多かったんですが、今は介護コースを中心にミャンマーの学生やモンゴルの学生も増えています。
年齢層は高校を卒業したばかりの10代から40代ぐらいまでと幅広いですが、一番多いのは20代前半の学生です。

求める教員像

――採用では、どんな先生に来てもらいたいですか。

河辺先生:チャレンジ精神のある先生がいいですね。指示されたことをやるというよりも、自分からいろんなことやってみようというバイタリティのある方に来ていただきたいです。
学生が多い分、授業数も多く、非常勤の先生方にも頑張っていただいていますが、それでも同校、至近距離にあるグループ校の明晴国際語学院、ともに教職員が足りない状況です。今年度で言うと、専任はあと1~2人、非常勤の先生はもう少し多くいてくださったらと考えています。

――採用面接の前学校見学があるんですね。

河辺先生:そうですね。できるだけ長く勤めていただきたいので、ミスマッチが起こらないよう、あらかじめ「こんな学校です」というありのままの雰囲気を見ていただいています。働き始めてから「思ったのと違う」というのは、お互いに時間ももったいないですし、避けたいところです。見学後、出願してくださった方に、面接と模擬授業を実施します。

――採用について、模擬授業ではどういうところを見ますか。

河辺先生:模擬授業では、目を引く授業よりも、基本をちゃんと抑えているかどうかを見ています。

――未経験の方でも大丈夫ですか

河辺先生:はい、未経験からスタートした教職員も何名もいます。インターンも受け入れていますし、新卒の方も大歓迎です。

手厚いサポート体制

――採用後のサポートや研修体制について教えてください。

河辺先生:座学はもちろん、授業に入ってからも教案チェックや、専任の先生の授業見学は継続します。こちらからも新任の先生の授業をこまめに見せていただいて、なるべく自信を持って教壇に立っていただけるようにサポートをしています。
また、ベトナムにもグループ校があるので、挑戦してみたい方は、そちらで海外研修を受けることもできます。

――未経験の先生実際に一人で教壇に立つまでの期間としてはどれぐらいですか

吉野先生:研修後、メンターとなる教員を決めて、マンツーマンでついてもらいます。授業にはなるべく早い段階で入っていただきます。教案チェックなどは早ければ1ヶ月半ぐらいで卒業しますが、基本的には授業の場数を踏みながら、フィードバックを継続していきます。学生とのやり取りで良かったこと、改善すべきことをその都度振り返って、半年くらいで独り立ちとなります。

――アルバイト探しの相談に乗ったり、そのために面接の練習をしたりと学生さんの生活サポートがとても充実している印象ですそういったサポートも専任の先生の役割ですか。

河辺先生:私たち教員がすべてやるということはないです。事務職員や、寮担当、就職支援課など専門の部署があり、日本語以外の言葉を話せる方もたくさんいらっしゃるので、ニーズに応じてその方々が中心となってサポートしてくださっています。

――授業以外に、のような業務があります

河辺先生:履歴書の書き方の指導や面接練習はよくあります。他にも交通安全研修の企画や、地域とのつながりの開拓など、校外活動にも取り組んでいます。ただ日本語を教えるだけではないところが、この仕事の面白さですが、それを大変だと感じる先生もいらっしゃるかもしれないですね。

河辺先生:文化祭にあたる「多文化共生フェスティバル」にもかなり力を入れていて、地域のお祭りとして馴染みつつあります。地域の方にはお客さんとして来ていただくだけではなく、一緒にステージに立ったりお店を出したりしながら交流しています。

吉野先生:多文化共生フェスティバルでは、多摩地域の他の日本語学校さんにも呼びかけて、スピーチ大会に参加してもらったこともあります。今年度も、また他の日本語学校さんにブースを出してもらう予定です。

授業もイベントも自分たちの手で作り上げる

――この仕事のやりがいと大変なことをそれぞれ教えていただけますか

河辺先生:たくさんの国の中から日本を選んで来てくれた留学生のみなさんに、日本でより良い時間を過ごしてもらえることが一番なので、そのサポートができることは楽しいですし、やりがいを感じています。私は何でも楽しんでしまうタイプなので、あまり大変だとは思わないですね。

吉野先生:同校では、毎年同じことを繰り返すのではなく、学生のニーズや社会情勢に合わせて柔軟に内容を変えながら仕事ができます。新しいことが次々に降ってくるので飽きることがありません。これはやりがいの一つだと思います。
逆に言えば、新しいことが多いというのは大変なことでもあるかもしれませんね。たとえば、多文化共生フェスティバルがここ数年で冬のイベントとして定着してきたので「夏のイベントもぜひ」という要望があがり、今夏に就職関係のイベントを一から企画しました。介護コースや就職コースなど、新しいコースができたばかりの頃も、あれこれ試行錯誤しながら授業やカリキュラムを作りました。大変ですが、それでもやりがいのある仕事だと思います。

――イベントも授業も作り上げていく大変さがありつつ、それがやりがいでもありますよね。

河辺先生: そうですね。それを面白いと感じてくださる先生には、非常に刺激的で楽しい環境だと思います。

――最後に応募を検討している方に、何かアドバイスお願いします。

吉野先生:学生と一緒に成長できる方、成長したいと思える方にぜひ来ていただければと思います。当校とグループ校の明晴国際語学院、それ以外にもいろんな日本語学校も見ていただいて、その中で選んでいただけたらとても嬉しいです。まずは気軽に学校見学に来ていただければと思っています。

河辺先生:日本語を教えるだけではなく、いろんなことチャレンジしたい人にぜひ来ていただきたいです。「まずは一般企業に就職していろいろ経験してから」と考えている方もいるかもしれませんが、明晴グループには新卒でもチャレンジできる環境がありますので、これから初めて社会に出る方にもぜひ挑戦してほしいと思います。まだ養成講座が終わっていない方でも、地方にお住まいの方でも、全力でサポートいたしますので、まずは見に来ていただければ嬉しいです。

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著者情報

日本語教師ジョブ株式会社は、日本語教育業界に特化した人材紹介・求人サービスを提供する会社です。
求人サイト「日本語教師ジョブ」の運営を中心に、専任・非常勤・海外勤務まで幅広くサポート。
求職者へのキャリア相談や学校とのマッチングに強みがあります。

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