求職者の方のヘルプ
Q: 日本語教師にはどのような雇用形態があり、働き方や勤務時間はどう違いますか?
A: 日本語教師の雇用形態は主に常勤講師(正社員相当)と非常勤講師(パートタイム)の2種類があります。常勤講師は学校の正職員として扱われ、1日8時間程度のフルタイム勤務が基本です。授業だけでなくテストやカリキュラム作成、生活指導、進路相談、学校行事の運営など幅広い業務を担当し、学校運営全体に関わります。一方、非常勤講師は担当する授業のみを受け持つ働き方で、勤務時間は授業のある時間帯に限られます。多くの場合、午前クラス担当なら午前中だけ、午後クラスなら午後だけという半日勤務が一般的です。非常勤講師はクラス担任や進路指導などを任されないことが多く、授業準備やテスト採点なども各自で対応します(学校によっては非常勤でも担任を持つケースもあります)。勤務日数・休日については、常勤講師は週5日勤務で土日祝が休みとなる学校が多く、非常勤講師は週○日勤務(求人により週1~5日まで様々)という形になります。多くの日本語学校は4学期制または2学期制で運営されており、長期休暇(夏休み・冬休み等)は授業が休みになるため常勤講師はその期間に有給休暇を取得したり、研修や準備期間に充てたりします。契約期間は、無期雇用が一般的です。契約社員の場合は勤務成績に問題がなければ契約更新されるケースが多いです。非常勤講師も年度単位の契約が主流ですが、学期ごと・半年ごとの契約の場合もあります。いずれの場合も契約時に勤務時間・曜日や担当コマ数、報酬などの労働条件が明示されますので、内容を十分確認した上で署名捺印しましょう。