求職者の方のヘルプ
Q: 日本語教師として働くのに、日本語ネイティブでないと難しいでしょうか？
A: いいえ、非ネイティブ（日本語を母語としない方）でも日本語教師になることは可能です。実際に世界中で多くの非ネイティブ日本語教師の方々が活躍しています。重要なのは母語かどうかよりも、日本語運用能力と教授スキルです。非ネイティブの方でも、日本語能力試験N1に合格するレベルの高度な日本語力と、上記の養成講座修了や検定試験合格など日本語教育の資格を備えていれば、採用されるチャンスは十分にあります。日本国内の日本語学校でも、中国出身や韓国出身など日本語を第二言語として習得した教師が多数在籍していますし、彼らは学習者の気持ちがわかる強みや学習者の母語を交えて指導できる利点を持っています。もちろん授業は基本的に日本語のみで行うため、非ネイティブの先生にも高度な日本語運用能力が要求されます。しかしそれは日々教壇に立つ中でさらに磨かれていくものです。また、非ネイティブ教師ならではの長所として、学習者がつまずきやすいポイントに共感し適切なアドバイスができる、母語が同じ学生に対して母語でフォローできる、といった点が挙げられます。海外の教育現場ではむしろ現地出身の日本語教師が教えていることも多く、日本語を教えるスキルは国籍に関係なく評価されます。要は、日本語を教えたいという情熱とそれを支える実力があれば、出身国や母語に関係なく日本語教師として十分やっていけますので、自信を持ってチャレンジしてください。
