日本語教師の仕事の探し方(国内編)
この記事では、留学生を対象とした日本語学校から短期ビザ滞在者を対象とした学校、技能実習生の研修センター、企業派遣レッスン、オンラインレッスンまで、日本語教師の多岐にわたる働き方を解説したいと思います。
1 国内の日本語学校(留学生を受け入れる日本語学校)
2023年7月現在日本国内には820校以上の日本語学校があるそうです。820校のうち4分の1が東京、半分が関東のようなイメージだと思います。
なかには特徴的な学校もありますが、大部分の学校が主に大学、大学院、専門学校等への進学を目的とした日本語学校になっていると思います。
初級からそれなりのレベルまで長いスパンで様々なレベルが経験できます。
国内の留学生を受け入れる日本語学校で非常勤講師として働くメリットは、一度授業にアサインされれば、最低3ヶ月は安定した収入が得られることだと思います。
また求人の数がもっとも多いため、日本語教師としてのスタートを切るのによい選択だと思われます。
2 国内の日本語学校(主に短期ビザ滞在者などを受け入れる学校)
数としては非常に少ないと思います。留学生を受け入れる日本語学校と比べると欧米圏から学びに来ている人が多いのが特徴です。ただし、留学生を受け入れる日本語学校と比べ比較的滞在期間が短くなると思うので、その分、レベルは限定されることが多いと思われます。
代表的な学校としては
・COTO JAPANESE ACADEMY
・JALS GROUP
・GENKI JAPANESE AND CULTURE SCHOOL
・EF JAPANESE LANGUAGE SCHOOL
などが挙げられると思います。
3 技能実習生の研修センター
現在、毎年増加している海外からの技能実習生ですが、彼らは合計176時間入国後講習を受けることが義務付けられています。講習の内容としては日本語、日本の文化、日本のマナーだったり、労務関係、また仕事で必要な専門用語を学びます。一般に入国後1ヶ月〜2ヶ月、総時間数160時間〜180時間程度、実習生は研修センター併設の寮に住み込んで学びます。
技能実習生の研修センターも年々増え、関東では北関東を中心に30個ほどあるようです。下記サイトより調べることができます。
研修センターでの日本語教育を担当ができる資格は、国内の日本語学校の告示基準と同一となっています。
4 厚生労働省外国人就労・定着支援研修
この事業は、日本国際協力センター(JICE)が実施している「外国人就労・定着支援事業(研修)」です。日本の職場でのコミュニケーション能力や職場習慣、雇用慣行についての知識が不十分で、安定的な雇用に就くことが困難な外国人を対象にしています。
このプログラムは、日本語のコミュニケーション能力を向上させ、日本の職場習慣や雇用慣行を理解することを目指しています。研修は100時間で、対面またはオンラインで提供されます。
コースは3つのレベルに分かれています:
レベル1(100時間):日本語を初めて学ぶ人や、ひらがな・カタカナの読み書きが苦手な人向け。
レベル2(100時間):ひらがな・カタカナの読み書きができ、日本語を少し勉強したことがある人向け。日本語で会話が少しできるが、丁寧に話すのが苦手な人向け。
レベル3(100時間):ひらがな・カタカナや簡単な漢字の読み書きができ、ある程度会話ができる人向け。状況や相手に合わせた職場での話し方を身に付けたい人向け。
求職中の日本語教師の方々にとって、このプログラムは非常に有益なリソースとなる可能性があります。特に、日本の職場でのコミュニケーションスキルや文化を理解することは、教師としての能力を向上させ、より広い範囲の学生に対応する能力を高めるのに役立つでしょう。
非常勤教員のみ募集しています。平日午前午後に加えて、夜間、土日等もレッスンがあるのが特徴です。お近くに日本語学校がないという方や、空き時間にもう少しレッスンを入れたいという方にはおすすめかもしれません。
5 企業等での派遣レッスン
・サクシード
企業での日本語教師のお仕事を紹介してくれる業者さんです。サクシードさんに限らず、企業レッスンは場所・時間等の条件がマッチした時に紹介してくれるという場合がほとんどですので、常時仕事があるわけではありません。収入のメインにするのはちょっと難しいと思われます。
他にも日本語教師を企業に派遣するサービスを提供している企業はあると思います。
6 オンラインレッスン
・ジャパンオンラインスクール
最近オンライン日本語レッスンを提供する会社さん、増えていますがここが日本で一番最初に始めた会社さんだと思います。
・italki
italkiは、オンラインの言語学習プラットフォームで、世界中の学生と教師を1対1のオンライン言語レッスンでつなげるコミュニティです。求職中の日本語教師の方々にとって、以下のような特徴が利点となるでしょう:
グローバルなリーチ: italkiは世界中の学生を対象にしているため、教師は自分の教える言語の学習者に広くアクセスすることができます。
柔軟なスケジュール: italkiの教師は自分のスケジュールを自由に設定することができます。これにより、他の仕事や個人的なコミットメントと教える時間をバランス良く組み合わせることが可能です。
自分で料金を設定: italkiでは、教師が自分のレッスン料を自由に設定することができます。これにより、自分のスキルと経験に見合った報酬を得ることができます。
リモートワーク: italkiのレッスンはすべてオンラインで行われるため、教師は自宅や好きな場所から教えることができます。
これらの特徴により、italkiは求職中の日本語教師にとって、自分のスキルを活かし、世界中の学生に教える機会を提供します。自分のペースで働き、自分の価値を最大限に活用することができます。
・preply
Preplyはオンラインの言語学習プラットフォームで、求職中の日本語教師にとっては次のような特徴があります:
グローバルなリーチ: Preplyは世界中の学生を対象にしているため、教師は自分の教える言語の学習者に広くアクセスすることができます。
自由なスケジュール: Preplyの教師は自分のスケジュールを自由に設定することができます。これにより、他の仕事や個人的なコミットメントと教える時間をバランス良く組み合わせることが可能です。
リモートワーク: Preplyのレッスンはすべてオンラインで行われるため、教師は自宅や好きな場所から教えることができます。
自分で料金を設定: Preplyでは、教師が自分のレッスン料を自由に設定することができます。これにより、自分のスキルと経験に見合った報酬を得ることができます。
これらの特徴により、Preplyは求職中の日本語教師にとって、自分のスキルを活かし、世界中の学生に教える機会を提供します。自分のペースで働き、自分の価値を最大限に活用することができます。
・amazing talker
AmazingTalkerは、オンラインで高品質な言語レッスンを提供するプラットフォームです。求職中の日本語教師の方々にとって、このプラットフォームは素晴らしい機会を提供します。以下にその主な特徴を紹介します:
自由なスケジュール: AmazingTalkerでは、自分の都合に合わせてレッスンを行うことができます。また、生徒のニーズとレベルに合わせてレッスンをカスタマイズすることも可能です。
自分でレッスン料を設定: AmazingTalkerでは、教師自身がレッスン料を設定することができます。これにより、自分のスキルと経験に見合った報酬を得ることができます。
リモートワーク: 全てのレッスンはオンラインで行われるため、自宅や好きな場所から教えることができます。これにより、通勤時間を節約し、より柔軟なワークスタイルを実現できます。
厳格な教師選定基準: AmazingTalkerでは、教師の質を確保するために、教師経験や関連資格を持つ人のみが申し込むことができます。また、全ての教師はオンライン指導を受講し、学習者が理解しやすい教授法を身に付けます。
これらの特徴により、AmazingTalkerは求職中の日本語教師にとって、自分のスキルを活かし、世界中の学習者に教える機会を提供します。自分のペースで働き、自分の価値を最大限に活用することができます。
7 その他
他にもインターナショナルスクールや、小中学校などでの巡回指導員等もあります。いずれも一般の日本語教師求人サイトよりはIndeed等の方が出て来やすいと思います。
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