日本語の授業で使えるおすすめのカードゲーム
私は古くからの友人たちがカードゲームが好きで、なにかで集まると夜通しカードゲームをしたりしていました。
ある日ふと、これ授業で使えるなと思い、実際に授業で試してみたところ好評で、その後もいろいろなカードゲームを試してみましたがどれも学生から大変好評でした。
ここでは日本語の授業でも使えそうなただ遊ぶだけでなくそれぞれしっかり目的を持ったカードゲームの紹介していきたいと思います。ルール、カードの内容等日本語の理解が障壁にならないものを極力選んでいます。また発音、漢字、語彙、表現力と目的別にまとめてあります。
ある日ふと、これ授業で使えるなと思い、実際に授業で試してみたところ好評で、その後もいろいろなカードゲームを試してみましたがどれも学生から大変好評でした。
ここでは日本語の授業でも使えそうなただ遊ぶだけでなくそれぞれしっかり目的を持ったカードゲームの紹介していきたいと思います。ルール、カードの内容等日本語の理解が障壁にならないものを極力選んでいます。また発音、漢字、語彙、表現力と目的別にまとめてあります。
発音
早口言葉 カードゲーム
アナウンサーが一生懸命早口言葉の練習しているのを見て、早口言葉は発音が良くなるのに効果があると盲信的に信じています。
このカードゲームは、早口言葉が書いてあるカードがあり、引いたカードを3回うまく読めたら得点になるという至ってシンプルなゲームです。
学生のレベルは問わず使えると思います。
私自身はこのゲーム、授業で使ったことはありませんが、余った時間で早口言葉を扱うことはあり、わりと盛り上がるので良いのではと思います。
漢字
漢字はかせ
漢字博士入門編
どちらも場に「つくり」や「へん」が書かれたカードを置き、山から引いたカーードと合わせて漢字を作っていくというゲームです。「漢字はかせ」の方はそもそもカード自体が少なく、「漢字博士入門編」の方がおすすめかもしれません。
全部裏返しにして神経衰弱という使い方もできますね。
特に非漢字圏の学生に漢字学習への抵抗を少しでも減らせないかなと思い使いました。初級終了ぐらいから使えると思います。
私が授業で使ったときも、反応は上々だった記憶です。中国人の学生も一生懸命やってくれました。自分も混ざってやったのですが、私「こう言う漢字あるよね?」学生「ありません」となったことも…
京大・東田式頭がよくなる 漢字ゲーム
これも授業で使用したことがあります。遊んでいるうちに「部首」「読み」「熟語」「画数」を自然とおぼえることができるゲームだそうです。上の漢字博士だけではワンパターンだなと思い導入しました。
遊び方
http://urx.blue/eqw2
1.各プレイヤーに5枚ずつカードを配り、じゃんけんに勝った人から1枚ずつ手札を出していきます。
2.前の人が出したカードと同じ「部首」「読み」であわせるか、そのカードと「熟語」を作ることができれば手札が出せます。
3.イベントが発生するカードもあり、ゲームを盛り上げます。
4.一番はじめに手札がすべてなくなった人の勝ち。
語彙
ワードバスケットキッズ
基本的にはしりとりですね。カードには平仮名一文字が書いてあります。プレーヤーには5枚カードを配ります。山にでてきたカードで始まり、プレーヤーが手持ちのカードで終わる言葉を考えていくゲームです。
このゲーム、持ってはいるものの使ったことがないのですが、初級クラスなどでは少し時間が残った時に語彙の復習がてらしりとりをしたりしますが、それも結構盛り上がりますので、このゲームも良いと思います。
みんなの日本語初級1終了レベルから使えると思います。
なおここではアマゾンにオリジナルのワードバスケットがなかったのでワードバスケットキッズを紹介しましたが、基本的に内容は同じなのでキッズの方がデザインがよくていいかもしれません。
オリジナル版は東急ハンズ等に行けば売っていると思います。
カタカナーシ
特に漢字圏の留学生はカタカナの語彙が苦手という学生多いと思います。そんな学生がカタカナの語彙を学べて同時に表現力も伸ばせるゲームです。
カードにカタカナの語彙が書いてあります。その言葉をカタカナを使わずに説明して周りの人にどんな語彙かを当ててもらえたら勝ちというゲームです。
表現力
会話型心理ゲーム 人狼 (JIN-ROU)カード
箱は恐ろしいデザインですが、至って平和に(?)遊べるカードゲームです。ルールは書くと大変長くなってしまうので↓のページでもご覧ください。
なお、教員がわからなくても学生はほぼ国籍を問わずルールを知っているので、幸か不幸か学生主体の活動が簡単にできてしまいます。
「裏付けのある意見が言える」というOPIの超級の目標達成に向けた練習が楽しくできてしまいます。
基本的には上級レベルのクラスでディスカッション用の教材としておすすめですが、私はみんなの日本語初級2が終わった直後のクラスでも使用したことがあり、その時は各学生、ちょっと日本語が上手になり調子に乗っていたところで自分の日本語力の足りなさを痛感したそうです。
これはかなり盛り上がりますが、ただの人狼ゲームの場合、1ゲームが長く(下手すると1時間半ぐらい)、早々に離脱した学生が暇を持て余すと言う弱点があります。
その弱点を解決するのがワンナイト人狼です。
ワンナイト人狼は人狼の面白さをある程度そのままに、1ゲーム15分ででき、少人数でもできます。
キャットアンドチョコレート
個人的にはこれが一番のお気に入りです。
状況カードとアイテムカードがあり、プレーヤーはアイテムカードを3枚持ちます。状況カードには状況と使うアイテムの数が書いてあります。
プレーヤーは山から状況カードを引き、その状況を持っているアイテムでどう解決するかを説明するゲームです。
例えば、「さぼっているところをみつかりそう」という状況カードがあり、その状況を「トイレットペーパー」と「猫」を使って解決する方法を説明することになります。
かなり高度な表現力が求められるので私は上級クラスでしか使ったことがありません。話すのが上手な学生ならもっと下のレベルから使えると思います。
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アマゾンや東急ハンズで探せば他にも授業で使えそうなカードゲームたくさん出てくると思います。ぜひ他にもおもしろそうなカードゲーム探してみてください。
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