「日本語教育の参照枠」補遺版の検討に関するワーキンググループ審議状況

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「日本語教育の参照枠」補遺版の検討に関するワーキンググループ審議状況

第 4 回「日本語教育の参照枠」補遺版の検討に関するワーキンググループが、2023年11月17日に開かれ、「日本語教育の参照枠」(報告)の見直しのために検討すべき課題についてーヨーロッパ言語共通参照枠 補遺版を踏まえてーという文書が公開されました。

「日本語教育の参照枠」(報告)の見直しのために検討すべき課題についてーヨーロッパ言語共通参照枠 補遺版を踏まえてー

この文書では、「日本語教育の参照枠」の見直しと、国内外の日本語教育の現状と課題についての検討を中心に扱っています。日本における外国人居住者の増加と、多文化共生社会を支える効果的かつ適切な日本語教育の必要性が強調されています。

ポイント

1.

日本国内および海外における日本語教育の状況、外国人受入れに関する方針。

2.

CEFR/CV2020(ヨーロッパ言語共通参照枠:学習、教授、評価の補遺版)の概要とキーコンセプト、及びそれが日本語教育に与える影響。

3.

変化する状況と多文化共生社会の実現に向けた日本語教育の包括的アプローチを反映した「日本語教育の参照枠」の見直し。

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日本語教育の質の向上と多様な評価方法の推進

日本語教育に関わる全ての人々に対し、自らの日本語教育観を振り返り、学習者の多様なニーズに応えるための教育の質の向上を目指すことを目的としています。また、言語プロファイルに基づく教育モデルの開発や多様な評価方法の推進など、日本語教育に関するさらなる議論の必要性も指摘しています。

認定日本語教育機関制度と参照枠の重要性

2024年4月から始まる認定日本語教育期間制度においては、CEFRなどの参照枠を認定申請プロセスで使用することの重要性が強調されています。このアプローチは、異なる日本語習得段階にある学習者に対して、教育が効果的かつ適切であることを保証するために不可欠です。このような枠組みの使用により、教育内容と方法を標準化し、外国人が日本での生活や仕事に必要な日本語スキルを習得するための評価と支援を容易にすることができます。