《2023年12月》日本語学校関連ニュースまとめ
日本語教育業界は常に変化と成長を遂げています。新しい法律、労働市場の動き、そして国際的な関係がこの業界に多大な影響を与えています。この記事では、2023年12月におけるそのような重要なトピックを総括し、教育者、学生、業界関係者が今後の戦略を練る上での参考になるような洞察を提供します。
12月の日本語教育関連主要ニュース
||クレディセゾンが外国人家賃保証、留学生40万人に備え:日本経済新聞
外国人留学生は日本での住居確保に際し、保証人の不在や高い初期費用などの問題に直面することがあります。このサービスによって、留学生が賃貸物件を容易に借りられるようになるかもしれません。
||石巻市、日本語学校の設置判断先送り 市長「県の支援見てから結論」 | 河北新報オンライン
||タクシー運転手試験、20言語で 外国人材の確保後押し:日本経済新聞
第2種運転免許試験が20言語で受験可能に。これにより、外国人のタクシー・バス運転手への道が開かれ、旅客輸送分野での外国人材確保が促進されます。
||オーストラリア、留学条件を厳格化 移民受け入れ縮小へ:日本経済新聞
特にネパール人にとって人気だったオーストラリアが留学条件を厳格化ということで日本にとっては追い風になると思います。
||日本語教師、国家資格化へ10日に試行試験 指導力向上へ:日本経済新聞
1,000人以上の現職日本語教師や大学生が受験しました。文化庁が結果を分析し、2024年度からの本試験に活用する計画です。この試験は日本語教育の質の向上を目指しており、指導力のバラつきを解消するための新制度の一環となります。
||EU、移民受け入れ厳格化へ 新制度で大筋合意:日本経済新聞
オーストラリアだけでなく、EUも移民受け入れ厳格の方向です。EUの厳格化は不法移民の増加等が原因と考えられます。
||米有力大の中国人留学生、米中対立でも3割増:日本経済新聞
一方でハーバード大等のアメリカの有力大では中国人留学生が増加しているそうです。
||「グローバル大」の認証制度を新設:日本経済新聞
「グローバル大学」とは、政府が2024年度にも導入を予定している新制度によって認証される、国際化に取り組む大学のことを指します。この制度では、留学生の積極的な受け入れ・派遣など一定の条件を満たした大学が「グローバル大学」として国から認証を受けることになります。これまで日本政府が国内の大学に対して国際的な取り組みを独自に認証する仕組みは存在していませんでした。
一方で、既存のSGU(Super Global University)は、日本の高等教育の国際競争力を高めるために、文部科学省が推進するプロジェクトです。SGUは、世界トップレベルの教育・研究を行う大学や、グローバル人材を育成する大学を支援することを目的としています。
まとめると、「グローバル大学」は国際化に取り組む大学全体を認証する新しい制度であり、SGUは特定の大学を世界トップレベルに引き上げるためのプロジェクトであるという違いがあります。
まとめ
以上が12月の日本語教育に関わる主要な記事でした。今年も1年、いろいろな動きがあるでしょう。
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