この記事では専任日本語教師（正社員）の求人における最低提示額にスポットを当てています。地域別、状況別にどれくらいの給料が支払われているのか、最新のデータをもとに解析してみます。

<調査方法>

調査日時：2024年3月11日

・求人検索エンジンから告示校の日本語学校の2023年8月29日〜2024年3月11日までに掲載された求人を抽出
・求人内の勤務開始時最低提示額から計算
・月額は求人に表示されている最低保証額から計算
・賞与の記載がある求人は年収で、月額x12ヶ月＋2ヶ月　賞与の記載のない求人は月額x12
・賞与の支給分が3ヶ月等,具体的に記載があるものはその月数を年収に＋

2024年3月時点の全国の専任日本語教師（正社員）の求人における月給の最低提示額の平均は225,783円でした。

前回、2023年8月の調査では、225,273円でしたので微増です。

なお、2021年の厚生労働省の調査によると、男女合わせた大学卒の初任給は平均22万5,400円です。

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全国の専任日本語教師（正社員）の求人における年収の最低提示額の平均は
2,889,214円でした。前回2023年8月の調査では2,907,444円でした。

これは、賞与がない場合は、月給約24万１０００円、賞与が年２回（それぞれ1ヶ月分）の場合は月給約20万6000円です。

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東京での専任日本語教師（正社員）求人における年収の最低提示額の平均は3,083,131円でした。前回2023年8月の調査では3,040,709円でした。

これは、賞与がない場合は、月給25万7000円、賞与が年２回（それぞれ1ヶ月分）の場合は月給約２２万円です。

東京で専任講師の求人を探す場合は、この水準が参考になると思われます。

大阪での専任日本語教師（正社員）求人における年収の最低提示額の平均は2,901,869でした。前回2023年8月の調査では2,870,583円でした。

これは、賞与がない場合は、月給約24万2000円、賞与が年２回（それぞれ1ヶ月分）の場合は月給約20万7200円です。

2024年3月時点の非常勤講師の給与相場調査はこちら

おわりに

世間一般と比べて、日本語学校の専任講師の給料はまだまだ低い状況です。

学校が利益を上げなければ給料は上がりません。学校側が利益を最大化することを考えるのは当然ですが、働いている本人たちも利益を上げる方法を考えることが給料を上げるために最も必要なことだと思います。

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