日本語学校で働こうと思う人のためのガイド【非常勤講師版】

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日本語学校で働こうと思う人のためのガイド【非常勤講師版】

この記事の日本語学校は、日本語教師としての求人の大半を占める法務省出入国在留管理局が定めた「日本語教育機関の告示基準」を満たし、法務省より告示を受けた日本語教育機関(法務省告示校)のことを指しています。

なお、2024年4月からは日本語教育機関の管轄が法務省から文科省に変わり、認定日本語教育機関制度が始まります。

◾️授業について

通常は午前と午後クラスがあり、学生はどちらか4コマの半日授業です。

1コマあたりの時間は45分のところが多いと思いますが、1コマが50分の学校があったり、90分の学校があったり(その場合は2コマで半日)、休憩時間も45分ごとにある学校、90分のあと休憩時間がある学校と様々です。

またほとんどの日本語学校が4月期、7月期、10月期、1月期の4期制をとっており、それぞれの学期間には休みのある学校がほとんどです。年間の授業日数は190日以上と定められています。

学生は皆、3月末に卒業していきますので、4月期は例年どこの日本語教育機関も最も学生が少なくなる時期で、必然的に求人も少なくなります。7月期、10月期とだんだん学生数が増えていくため、例年10月期を見据えた教員募集が最も多くなる傾向があります。ですので、8月〜9月がもっとも求人が多くなる時期と言って良いと思います。

授業形態は、1クラス 20 人以内で、直接法で教える学校が多いですが、学校によって違います。

留学生が日本語学校に在学できる期間は、最長2年です。

◾️どんな学生がいる?

主に『留学』という在留資格(ビザ)を持っている学生が多いですが、その他にも、日本に住んでいる近隣の方、日本で仕事をしている方、短期間勉強しに来た方、ワーキングホリデーの方などがいます。

独立行政法人日本学生支援機構が発表している外国人留学生在籍状況調査によりますと、2022年の日本への留学生数トップ5は

中国 103,882人 44.9%
ベトナム 37,405人 16.2%
ネパール 24,257 10.5%
韓国 13,701人 5.9%
インドネシア 5763人 2.9%
(アジア 214,858人 93%)

となっています。

日本語教育振興協会が毎年発表している日本語教育機関の概況によると令和4年度の日本国内の日本語学校の卒業生の進路は 74.8%が進学でした。進学の内訳は、

専門学校 47.1%
大学 33.8%、
大学院 16.9%

でした。

多くの学生が進学を希望しており、年々、大学や大学院へ進学する学生の数が増えています。

また、留学生向け以外にも、在日外国人向けにクラスやプライベートレッスンを開講している学校もありますので興味のある方は探してみてください。

◾️日本語学校で働くならいつから?

先述の通り、日本語学校の入学時期は 4月、7月、10月、1月の年2~4 回の学校が多いので、その時期に合わせての教師募集、採用になります。

教員の募集開始時期は、通常 2 か月前頃からとなるので、その頃から求人情報をチェックし、履歴書を準備するとよいでしょう。

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