法務省は、専門学校に通う外国人留学生の就職の機会を今秋にも拡大する予定です。

これまでの方針では、留学生の就職は専攻分野に限定されていましたが、新しい方針では国の認定を受けた学校の卒業生は、専攻と直接関連しない分野でも就職が可能となります。

この変更は、専門学校の卒業生を大学卒業生と同等の機会を提供することを目的としています。専門学校の卒業生は、日本の言語や文化に精通しているため、貴重な人材と見なされています。しかし、就職の機会の不足から、多くの学生が帰国してしまっています。政府は、年間で約3,000人の留学生を日本に留めることを目指しています。また、政府は外国人の受け入れ政策を見直しており、特に労働力の不足を解消するための措置として、外国人留学生の就職の機会を拡大しています。

この新しい方針は、日本の労働力不足の問題を緩和し、外国人留学生を労働市場に統合するための政府の取り組みを強調しています。

企業と連携した「職業実践専門課程」の認定など要件を満たした専門学校がこの制度の対象で、全国約2800校のうち約300校が該当するそうです。またそれ以外にも課程の就職率が要件となるそうです。

「職業実践専門課程」とは、日本の専門学校における新しいカリキュラムの一つで、実際の職場での実践的なスキルや知識を学生に提供することを目的としています。この課程は、産業界との連携を強化し、学生が卒業後すぐに実際の職場で活躍できるように設計されています。

以下は、職業実践専門課程の特徴と目的についての詳細です：

実践的なカリキュラム: この課程は、実際の職場でのニーズに基づいて設計されており、学生が必要とするスキルや知識を効果的に習得できるようになっています。

産業界との連携: 学校と産業界との緊密な連携により、学生は最新の技術やトレンドを学ぶことができます。また、実際の職場でのインターンシップや実習の機会も提供されることが多いです。

即戦力としての育成: 職業実践専門課程の目的は、学生が卒業後すぐに職場で活躍できるようにすることです。そのため、実際の職場での経験やスキルの習得に重点が置かれています。

多様な分野での展開: この課程は、IT、医療、製造業など、さまざまな分野で展開されています。それぞれの分野に合わせて、専門的なスキルや知識が教えられます。

総じて、職業実践専門課程は、学生が実際の職場でのニーズに応じて、必要なスキルや知識を習得できるように設計された新しいカリキュラムです。

職業実践専門課程を設置している専門学校は文科省のHPで公開されています。

「職業実践専門課程」認定課程一覧（令和５年３月２７日現在）

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